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66テンとムササビ(その3)
2011 / 02 / 19 ( Sat )
66テンとムササビ(その3)

  2月14日 悠と寿々が出巣してからしばらく経つ。風も出てきて、かなり激しい霙と

なった。こんな夜は悠たちがひょっとして戻ってくるかも知れないと思いつつ全巣箱のビデ

オを付けっ放しにしておいた。

 21:40 モニターテレビが「がりがり」と大きな音がし、テンが巣箱Nに入ってきた

(巣箱Nは屋敷林の一番西側の巣箱で、悠たちがいた巣箱(屋敷林の東側にある奥の杉

 の木巣箱)とは約50m離れている。)

66テン毛繕い  外はすごい霙なのに濡れていない。

 毛皮に珍重される所以か。

 左耳が切れているから、先月もこの巣箱に

 きたテンであろう。

 毛繕いすることおよそ5分。
/>

66テン寝る   まさに熟睡。

 途中一度だけ目が覚めて簡単にあたりを見回した

 だけ。日をまたぎ、2時6分、毛繕いを初め、

 2時30分巣箱から出て行く(巣箱滞在時間は

 4時間50分になる)。

 その後、6個ある巣箱のいずれにも入らなかった。
/>


66悠と寿々①   悠と娘寿々が巣箱(奥の杉の木巣箱)にもどった

 のは5時19分と5時40分。巣箱をよく点検し入る

 のに4分かけている。入ってからも巣箱から顔を出し

 てまわりを気にしている。特に巣箱の下を見ている

 ことが多かった。悠(ときどき寿々)は夜明けまで

 外を見続けた。/>

 
66悠濡れている   雪はやんだが、悠の顔には氷が張り付いている

 (クリックすると拡大できます)。陽がさしてきて、

 この後悠はやっと巣箱の中に隠れた。


/>


巣箱を出たテンは、その後どんな行動を取ったのであろうか。

DSC03313足跡①66テン足   早朝、 雪に足跡が残っている。猫や犬では

  ない(注)。
       
 母屋を一周している。奥の杉の木巣箱の下は

 3回行き来している。ほゞ雪に埋まっている

 のと、真新しい形のものと、数時間の差があるであろうか。
/>
/>


 悠たちが巣箱から出て山に行っている間に、テンはこの屋敷林に現れ、巣箱に入り、

寝て、巣箱から出て行った。悠の巣箱には入らなかったが、悠が屋敷林に戻ってきた

ときにはテンはまだ屋敷林におり、悠が巣箱に入ってからも巣箱の下を行き来したこ

とになる。朝日が射し(テンがいなくなってから、)悠はやっと安心し、巣箱の中で

寝始めたのであろう。

 恐いものがいないテンとテンに怯えるムササビ悠とを考えさせられた一晩であった。


 
追記:テンとムササビとの関係について川道武男氏はその著書「ウサギがはねてきた道」
   (紀伊国屋書店)で以下のように記載している。

    「私のムササビの調査地に数年ぶりにテンが長期滞在したとき、テンのまわりに
    ある六頭のメスのムササビの巣から一頭も子どもが巣立たなかった。寺の境内に
    ある大木の樹洞がムササビの巣になっているが、その一本一本をテンが訪れ、
    樹洞をのぞいていた。寺社林では木がまばらにしか生えていないので、テンは
    樹洞巣をすぐに発見できたのだろう。樹洞のないたくさんの木と混じってはじめ
    て、樹洞の安全が高まると考えられる。」(158頁) 
 

注:テンの足跡は、テヌ、ネコ、タヌキ、ハクビシン、イタチなどと比較して下記に分か
   りやすく紹介されている。
   
    今泉忠明(+平野めぐみ) 野生動物観察辞典 東京堂出版 2004年
 
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