23赤ちゃん誕生
2009 / 04 / 03 ( Fri )
23 ムササビ赤ちゃん誕生(3月28日から31日の観察から)

 ①辛夷も木瓜も、土手の水仙もその蕾がはちきれそうに膨らんでいる。秋に架けた

巣箱にシジュウカラの番が鳴き叫びながらさかんに出入りしている。あと1回暖気が

くれば、この阿武隈の里は春爛漫になる。

 去年も一昨年もそうだったが、悠は3月に赤ちゃんを産んだ。今回の帰省の最大の

楽しみは悠が赤ちゃんを産んでいるかどうかにある。実家に到着し早速ビデオモニ

ターを見る。新巣箱に悠が入って寝ている。悠は尻尾で体をくるんでおり、赤ちゃんが

いるかどうか分からない。見ること1時間ほどして、悠が寝返りを打った際に、黒くて

小さな赤ちゃんがチラッと見えた。悠は、春にあわせて赤ちゃんを産んでいたのだ。

悠の赤ちゃん1  観察2日目でやっと赤ちゃんの頭が見えた。

 目は開いていない。幼毛は生えそろっている。

 生まれて一週間目ぐらい(3月20日生まれ)か?

 (一昨年の子「友友」と「理理」と同じ誕生日になる?) 
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悠の赤ちゃん2   数分後、2匹からまって悠(熟睡)の腕からはずれて

  ころがり出てきた。戻ろうとしているらしいが、2匹が

  からんでいるのでなかなかもどれなかった。

  悠が腕で掻き込んでお腹にもどした。 
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②気象情報によれば翌朝は、零下2℃になるという。悠は自分の食事などで外にでるが、

赤ちゃんをどうするのだろうか。

悠の 3日間の宵の出巣時間は、18:54,19:13,19:55である。福島市の日没が

17:58(悠のいる町では17:30に日が沈んだ)であるから、まず、出巣時間自体も大幅

に遅れている(通常は日没後30分)。さらに出巣時間に1時間も幅がある。

 宵に出巣すると、悠は、途中に一度も巣にもどらず、朝の帰巣時間は4:10前後である

(福島市日の出6:24)。通常よりも1時間半ほど早かった。

 通常よりもゆっくり出巣して、はやく巣にもどってくるということであろうか。それでも最短

8時間は、巣に赤ちゃんのみの状態である。

 出巣時間の違いは、悠が赤ちゃんをどれだけ長く抱えているかである。いつもは、出巣に

備えて悠は気の済むまで自分自身の毛繕いをするが、この3日間は、自分自身の毛繕い

は簡単に済ませている。細かく動いているのは赤ちゃんに糞をさせ、処理していると思われ

るがさほど長い時間ではない。

赤ちゃんの世話1   赤ちゃんを抱え込んでいる時間が長い

 眠っているのではなく、気の済むまで母乳を飲ませて

 いるように見える。
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 この抱え込み時間の差異が、出巣時間の差異になっている。その日によって、

赤ちゃんの空腹状態が違がっていたのであろうか。朝まで巣に帰ってこないので

赤ちゃんが満腹になるまで授乳するのであろうか。

この授乳が了わると、およそ5分、体を浮かし、向きを変え、四方から巣草をかき集める。 

寝床作り1寝床作り2
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寝床3   巣草(杉の皮を口でしごいたもの)でお椀

  を伏せた形にし、赤ちゃんをくるんでいる。

  赤ちゃんは、よく動くが、朝までほぼこの状態で巣草

  からはみ出すことはなかった(そのため2匹か1匹か分か

  らなかった)。 />


 悠の三度の出産はいずれも3月である。三度とも2匹産み育てている。最初の「友友」

と「理理」、昨年の「明々」と「奈々」、そして今回の2匹の赤ちゃんいずれもが、悠の出巣

した後、より添って悠の帰りを待つ姿から、1匹でなく、2匹兄弟でこそこの寒さを越えられ

るのだと思う。この地方では1月、2月はもっと寒いから、3月が出産に最も適しているので

はないだろうか。もう寒さは来ない。今まさに春爛漫を迎える阿武隈の山里での数日で

あった。

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