10子達の旅立ち
2008 / 08 / 31 ( Sun )
10.子達の旅立ち

 「悠」は、最初の子「友友」と「理理」を育てゝいるときは3匹で行動していた。2度目

の子が外で活動するようになったときは、最初の子「理理」が一緒だったので4匹で

飛び回っていた(この屋敷森で子達がじゃれあっているとあたかも7、8匹はいるよう

に錯覚する。)。

 もし、「友友」もいたとすると5匹でこの森の夜を活気づけていたことになる。子達の

独立・旅立ち(換言すると親と一緒にいる期間)が、平均1年(メス1.5年、オス1年)とし、

年2回2匹づつ子供が産まれると、計算上は、母親をいれて最大7匹もの家族ができ

あがることになる。

 だが、そうはならなかった。悠は、この2年間1年1回のお産だった。「友友」は生後

5カ月でこの森では見かけなくなった。悠にとって年2回のお産をするだけの環境では

なかったことになるし、「友友」はこの森より良い場所を見つけて母のもとから旅立って

いったと思いたい。

(この森から続いている山では悠と会っていたのかもしれない。)。

 友友の親分かれが「5カ月」というのは平均よりも少々早いとしても、彼は、すでに

乳離れはしていたし、母悠の「口舐め」、毛繕い、耳かじり(耳垢舐めか?)もしなく

なっていた(悠は理理に対してはこれらをなかば強制的にしていた。)。宵の出巣で

も最初に飛び出して行くなどもう十分に一人で生きていけるように思われた。天敵

フクロウやテンは近くにはいないし、身体上の欠陥もなかったし、悠の風邪もうつら

なかったほど健康である。。悠と理理がこの森巣箱にいることから人間に捕獲された

とも考えにくい。いずれも決定的証拠にはならないが、友友にとって、この森での

「5カ月」は独り立ちに十分だったのではないだろか。

 そして、同じことが今年生まれた子供にもおこつた。今年生まれたに2匹のうち

1匹が生後四ヶ月余りでこの森からいなくなった。この子は、悠から受ける毛繕いの

程度や、悠の口舐め、耳舐め(耳垢なめ)など、その行動・待遇(育児の態様)が

友友とそっくりであった。

 独り立ちが、友友の「5ヶ月」、今年の子が「4カ月」であることは、この森が何か

特殊な環境なのか、それともよくあることなのであろうか。今後、悠が生むであろう

子達について「親分かれ子別れ」を見守っていきたい。

 昨年生まれた(悠の最初の子)理理は、友友がいなくなった後、悠といっしょの

巣穴に住み、悠の二回目のお産も見ており、生まれた子達(弟妹)と3カ月いっしょ

の巣箱で生活し、5月に一人で新しい巣箱に移った(前項9参照)。弟妹達とも仲が

よく、よく毛繕いなどをしてあげていたが、一人で別の巣箱に住むようになってから

は、弟妹達の巣箱を訪問するも、以前よりは弟妹の世話もせず、単にいっしょに

出巣するために来ていたようにも見えた。そして6月、この森から見えなくなった。

生後1年3カ月であった。

 梅雨になり、この森には、悠と今年生まれの子(女の子であろう)の2匹、最小

家族となった。







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10:09:03 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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