136.還ってきたムササビ
2013 / 06 / 21 ( Fri )
136 還ってきたムササビ

 6月13日、ムササビが巣箱に還ってきた。15日には巣箱F(楓の木)と巣箱S(奥の

杉の木)に1頭づついる。ムササビがこの屋敷林に戻ってきたのはじつに5ヵ月ぶりである。

136奥②web
 巣箱Sのムササビ

  体が小さいので子供ムササビの

  ようにも見える。他のシーンで

  は仕種、頭の恰好などが悠に

  よく似ている。ビデオ(赤外線)からは

  個体識別は難しい。    

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136楓②web
  巣箱Fのムササビ

  体は大きい。

  オスの様だ

  巣材はほとんど入っていない。



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 この2頭のムササビはだれであろうか。悠を最後に見たのは5カ月前(1月13日)である。

考えられるのは、

 ①1頭は悠、もう1頭は悠の子供(昨年8月生まれの)菜々か緒白

 ②菜々と緒白

 ③悠でも菜々、緒白でもなく、悠のテリトリーにやってきた別のムササビ。


 昨年12月までは悠、菜々そして緒白が屋敷林の東側にある巣箱B、巣箱Sに同別居

していた。この時天敵テンが屋敷林の西側にある巣箱Nにいた。1月には悠1頭となり、

菜々も緒白もおらず、しかも悠は4日間の観察日のうち1日しか巣箱に入らなかった。

2月もテンが巣箱Nに滞在した。以来、ムササビはこの屋敷林で見られなくなった。

 悠は毎年3月には出産したが、3月20日からの観察ではこの屋敷林にムササビの気配

すらなかった。2頭のムササビの個体識別には以前の写真とビデオの比較しかない。とく

に写真でないと見誤ることがある。 幸運にも6月15日に写真が撮れた。
     
136奥の杉の木15日
        2013.06.15 巣箱S

       悠であった。

       何かに怯えているのか

       よく顔をだすが、すぐ

       ひっこんでしまう。      


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136楓の巣箱
    2013.06.15巣箱F

    菜々でも緒白でもないようだ。   

    識別にはこれまでの写真と手当

    り次第比較してみようと思う。

    以前見つけた悠に最接近居住

    のオスムササビの可能性もある。
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 巣箱SとFは3月に中の巣材を取り払い、修理をして同じところに架け直した(従って、

テンの入った他の巣箱と違って、テンの匂いはついていない)。両巣箱とも先月5月には

使われていなかった。今回、巣箱Fには巣材がほとんど入っていないから、巣箱Fのムサ

サビはつい最近になってやってきたものと思われる。悠はこのところ8月に出産して

いるが、その発情にあわせてやってきたオスのムササビかもしれない。あるいは

この巣箱Fのムササビは菜々か緒白の可能性もある。菜々と緒白は昨年8月に生まれた

ので、まだ生後10カ月である。通常なら母親悠と同別居し、行動を共にしているはず

であるから、悠の近く、巣箱Fにいてもなんら不思議ではない。いずれにしろこれまで

の写真と突き合わせが必要である。


 悠との付き合いはもう8年になる。5ヵ月間もの長き不在は初めてである。その最大

要因はテンの滞在以外考えられない。まだテンがこの屋敷林にいるとすると、悠はまた

いなくなってしまうかもしれないのだ・・・・・・。


 





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コメント
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by: * 2013/09/29 21:08 * [ 編集] | page top↑
--Re: ムササビ--

> こんばんは 初めてコメントします。
> ムササビを観察し続けている人がいることを初めて知りました。感動です。小生も、散歩の途中、カメラで植物、昆虫、動物、景色を撮影しています。あなたのブログを質の高さには脱帽です。これからもずっと拝読させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
>アンクル・カナです。
コメントありがとう。屋敷林のムササビとの交流は11年になります。我が家のムササビ(悠)を知って欲しくってブログをはじめました。今は、悠の13番目の仔(菜々)が母の縄張りを受け継いでいて、8月20日に3回目の出産をしました。ムササビのことを少しでも知ってもらうよう今後もブログを継続しますのでよろしくお願いします。
ムササビのことは全くの素人でしたので、小学生用の絵本や写真集からはじめて、町の鳥獣保護委員や古老からも教えてもらい、心がけとしては、できるだけ人の関与が無い状態を継続していきます。

 
















by: アンクル・カナ * 2016/09/21 09:35 * URL [ 編集] | page top↑
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