112.菜々と緒白 ムササビ社会への第一歩
2012 / 10 / 18 ( Thu )
112.菜々と緒白 ムササビ社会への第一歩

 キツネやタヌキは、オスとメスが同じ巣穴に住み、子育ても役割分担はあるがオスと

メスが共同する。ムササビは、そもそもオスとメスは同一巣穴(樹洞)に住まないし、

子育ても専らメスのみが行う(猫タイプ)。巣穴(樹洞)の中で生まれた子が外界を知る

のは、

 ①母親に咥えられて巣穴を移動するとき、

 ②すこし大きくなって自ら巣穴入口から外を見るとき、

 ③もう少し大きくなって巣穴から出るようになったとき

である。

 菜々と緒白(7月末から8月初めに誕生)は②の段階にある。すなわち、巣箱の外が

どうなっているのか見始めた段階である。


111巣箱B外部様子   2012.9.25 巣箱B

 菜々と緒白のいる巣箱の夕暮れ。

 巣箱は杉林に向いているが、林の

 東南端にあり明るい。後背に映って

 いるのはカヤの樹。

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111母ジャンプ①111母を見送る子 />
夜が始まり、でかける母悠とそれを見送る菜々。母がジャンプして樹を登って行く。

それを見送る菜々。母はこの時期2、3時間は戻ってこない。

110子巣草遊び②   母の出巣後の菜々と緒白。
 
 寝る時間よりも2頭でジャレ

 合うことが多くなる。母が運ん

 でくれた杉の皮が唯一のオモ

 チャ。
 

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112成獣①
   21:27 巣箱の上に成獣ムササビ

 出現。中の菜々と緒白 突然緊張。

 やってきたのは母ではないと察知。

 菜々も緒白も上を見上げて固まる。


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112成獣②
  成獣ムササビ中を覗く。

 菜々これに向かって抵抗する。

 巣菜々入口に立ちはだかり

 入れまいとする。 


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112成獣③   成獣ムササビ下からの攻撃。

   菜々 激しく抵抗。

   成獣ムササビ 下から再度突入

   しょうとする。

   巣箱の上に現れてから45秒し、

   ようやくあきらめる。
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 この後、菜々も緒白も固まってしばらく動かなかった。母親悠が帰ってきたのは

1時間半後であった。悠は新しい杉皮を咥えてもってきた。菜々も緒白も悠に抱かれ

オッパイを飲んだ。その後、新しい杉皮で遊び、まるで何事もなかったように眠りに

ついた。


 菜々も緒白も母以外のムササビを初めて見た。巣箱の中に入れまいとして抵抗した。

母のホームレンジの中でおこった、ムササビ社会の第一歩は容赦のない過酷な出来事

であったと思われる。
 

 
 なおこの成獣ムササビが、オスかメスか、悠が産んだ姉、兄か、それとも全く無関係

なムササビか 不鮮明な45秒の赤外線映像からは分からなかった。悠が産んだ先腹の

子達(兄、姉)はすでに屋敷林から独立・消失してしまっている。





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