107.故郷のカケス
2012 / 08 / 25 ( Sat )
107.故郷のカケス

 カケスはあこがれの鳥である。遠い遠いことだが、田舎の子供がみんな野鳥を捕ま

えて飼っていたころ、大人でも捕まえることが難しかったのがカケスだった。

鳥好きの大人が飼っていると聞き、小学校への道しか知らないのに訪ね、訪ね4km

も歩いて見に行った。

そのカケスは怖い顔をしていた。羽根のきれいさに魅了された。ウグイスやスズメの

鳴きまねをするという。ドングリをゲージの金網に埋め込む話を聞き、日の落ちるの

も忘れて、見ていた。
 
御岳山のカケス
御岳山カケス②














(写真はクリックすると拡大する)/>


カメラを持つようになり、膨らましてきたイメージのように撮りたいと思いつつ、故郷(

阿武隈)の山里で何度も試みたが未だにできていない。撮るどころかレンズを向けただけ

で逃げられてしまう。今でこそ捕獲禁止だが、故郷のカケスは厳しい状況を生き抜いて

きたからか。


 写真は、御岳山のむささび見学会に参加し、早朝一人でラウンドしたときのものである。

7~8羽の群れの中に一羽だけ人馴れしているのか、逃げるどころか寄ってきた。故郷の

森林状況とさほど変わりはないる。通路は整備され、人は圧倒的に御岳山に多い。信仰

のある人々は害をなさず、場合によっては餌をもらえるぐらいに思っているのであろうか。

 

 いつの日か、故郷(阿武隈山麓の山里)でも「別れの一本杉」(注)で鳴いていたような

カケスを撮りたいものである。





 注は左下「続きを読む」をクリックすると開く。






「別れの一本杉」

 昭和30年代、春日八郎の一大ヒット曲。時代は高度成長のはじめ、多くの若者が

夢と希望を持って故郷を旅立ったとき。故郷を後にした諸人がだれしも抱く思いを

まっすぐに想いおこさせる。なぜカケスなのかは作詞者の本当の想いは分からない

が、ピッタリと収まる。


歌詞を下記する(http//j-lyric.net/artist/a000d2a/からの転記)。

  歌:春日八郎   作詞:高野公男   作曲:船村 徹

 泣けた泣けた

 こらえきれずに泣けたっけ

 あの娘と別れた哀しさに
 
 山のかけすも鳴いていた

 一本杉の石の地蔵さんのよ

 村はずれ



 遠い遠い

 想い出しても遠い空

 必ず東京についたなら

 便りおくれと云った娘

 りんごの様な赤い頬っぺたのよ

 あの泪


 呼んで呼んで

 そっと月夜にゃ呼んでみた

 嫁にもゆかずにこの俺の

 帰りひたすら待っている

 あの娘はいくつとうに二十はよ

 過ぎたろうに
 
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