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86. '11年のムササビ
2012 / 01 / 02 ( Mon )
86. '2011年のムササビ

DSC04231_edited-1-1.jpg  阿武隈の里の2011年は、東日本大地震、

それに続く頻発余震、崩落崖の防災工事、

加えて天敵テンが屋敷林に居つくなど、

ムササビ悠にとってもこれまでにない大変な

年であった。 ために、屋敷林の巣箱では出産できず、巣箱に戻ったのはひと月

後である。天敵テンを巧みにかわし、生まれた子(芯々)を無事育てあげた。

   悠の巣箱は写真中央ケヤキの木の後ろにある。JR水郡線も使い、12回

(total41日)通った。(写真をクリックすると拡大する) />
 


 2011年の屋敷林のムササビは、母親悠、前年生まれの米々と寿々、大地震の

中に生まれた芯々の4頭である。

DSC03717_edited-1.jpg   母親悠(右) 2005年3月生まれ
 
  体は小さいがこれまでに10頭の子育

  てをした。テン出没からすべてに慎重

  になり、最近はアンクルカナまで警戒する。
/>


DSC03737_edited-1.jpg
  芯々(♂)  2011.3.21生まれ
 
  震度5の大余震の中で生まれた。誕生

  所は巣箱ではない。近くの山か母屋か?
 
  体形堂々、早熟型。 11月には屋敷林
から見えなくなった。   />


52米々   米々(♂) 2010.3.27生まれ

  テンが出没すると母親悠の巣箱に逃げ込む。

  活発だが慎重。大地震では悠といっしょに避難、

  その後も悠、芯々と同居した。5.21以後(生後

1年2か月)見かけなくなった。   />


DSC04454_edited-1.jpg
   寿々(♀)2010.3.27生まれ

  テンが現れていらい悠と同居。2011.1.12

   からいなくなった(生後10か月)。なお、

 夏の猛暑・節電で写真データが失われたので

 コピーから撮り直したので不鮮明。 />




例年、悠は子供とともに冬を越した。そして大きくなった子供達がテンにたい

する警戒もしてくれたであろう。今年は悠ただ一頭でテンのいる冬に入っていく。

きっとやれる。ひたすら生き抜くことを考えて無事春を迎えてほしい。



 なお、経緯詳細については「続きを読む」(左下の「続きを読む」をクリック)

をご一読ください。 



① 東日本大地震と頻発余震

 3月11日の大地震は千葉にいた。ガソリンの手当てがつかず、実家に帰れたのは19日

となった。震度5~4の余震が2,3時間おきに来る。巣箱のビデオから地震の予兆音がうなり

だし、ドカンとはじけ、ユッサッ、ユッサッとくる。巣箱を監視する外部ビデオは巣箱が

激しく縦揺れし、モニターの画面から上下に乱降下する。とても巣箱の中に居られる状態

ではない。19日から21日までこれが繰り返された。ムササビはどこにいったか巣箱に

はいない。屋敷林の中のどこかか、山の安全なところか、はたまた母屋か。


 4月25日悠は生まれた子供(芯々)と前年生まれた米々と巣箱Bにいた。この夜遅く

1頭になった芯々は巣箱内で飛び跳ねているが、目は完全には開いていない。翌26日に

完全に開眼した。生後36日で開眼とすると3月21日が誕生日となる。この日はどの

巣箱にもムササビはいなかった(誕生は屋敷林の巣箱ではない)。

 
 5月18日悠は通常どおり(19:11)宵の出巣をし、芯々への授乳に一旦帰巣し(22:58

)、1時間45分ほどいて(19日午前0:45)再度出巣した。残された芯々は1:31に出巣し

2;19に帰巣した(およそ40分巣箱の外にいた)。悠は3:42に朝の帰巣をした。

 19日悠は通常どおり(19:19)宵の出巣をし、1時間あまりで帰巣した(20:37)。翌

20日午前0:05再度出巣した。午前3:52芯々が出巣し、3:57悠帰巣、3:38芯々帰巣し

すぐ出巣。4:09悠は芯々を巣箱に引きずり込む。これらから、5月19日が芯々の最初

の出巣かどうかは確認できなかった(もう2,3日前の観察が必要であった)。


②地震による崖崩れ防災工事の影響

 巣箱から80mほど離れた崖が地震で崩れた。その防災工事で工機、ダンプカーの振動・騒音

が7日間続いた。悠は7日のうち、巣箱に居たのは2日である。しかも騒音、振動があるたびに

巣箱から顔を出して警戒していた。5時で工事終了となると悠は熟睡に入った。


③落ち葉掃きの影響

 秋になっても暖かく、木から葉が落ちない。例年と異なり、12月になって集中・まとめて

3日間にわたる落ち葉掃きとなった。巣箱の下を人が行き交い、ムササビは驚いたのかその後

3日間巣箱に戻らなかった。


④テン、ハクビシンの出現

 12回の観察のうち、テンが4回、ハクビシンが1回巣箱に現れた。テンは幼獣もいたこと

から繁殖している。テンとハクビシンは、ムササビの宵の出巣後、朝の帰巣前までに巣箱に

現れ、出て行ったので巣箱でムササビとバッティングすることはなかった。しかしながら、

ムササビはその出巣および帰巣に際しては、あたりの様子を前後、左右、慎重に確かめ警戒

するようになった。テンのいた方向へは滑空しなかった。また、テンが出現した巣箱をすぐ

に使うこともしなかった。この観察実績の割合からすれば、テンは屋敷林の巣箱を

相当回数使用していると思われるし、巣箱に入らなくとも巣箱の下を徘徊し、木立ち

の間を行き交いしていることもありうる。
 

20011年の観察日はtotal41日であるが、このうち15日はムササビが屋敷林の巣箱で

観察できなかった。例年、2、3日であることからすると、この屋敷林におおきな変化が

起こっているということの表れである。ムササビは屋敷林以外に新たな拠点を作ったと

いうことでもある。





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