スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--:-- | スポンサー広告 | page top↑
169風花巣箱移動(その2)
2014 / 10 / 14 ( Tue )
169 風花 巣箱移動(その2)

 風花が巣箱を変えた分けは前回記事(記事168)に紹介した。ムササビが巣穴を変えたとき

に何をするのかはあまり知られていない。風花が巣箱に入ってからおよそ40分間何をしたか

紹介しょう。

 入った巣箱Sの状況は、以下のとおり。

   1ヵ月前には悠は風花の弟妹になる「ひな」と「ここ」を出産し・子育てをしていた。

   その後、悠は巣箱Sから10mほど離れた巣箱Bに子供を連れて(運んで)転居した。

   巣箱Sの巣材の状況、何か知らない虫がいることから、転居は2週間ほど前と思われる。

169風花巣材起こし
  2014.09.26  5:04 巣箱S

   入ってくるなり、巣材おこし。

   はこんできた新しい巣材を

   漉き込み、およそ6分間

   かけて寝床調整。

/>


169風花毛繕い
    全身の毛繕い(手足、尻尾

    耳)、時折上を見て、しんけん

    に毛繕いを繰り返す。およそ

    10分。




/>


169風花デングリ返し
   寝床がしっくりしないのか

  デングリ返しをし、またまた

  巣材をひっくり返し寝床調整

  をする(6分間)。どうやら満足

  したのか、4分ほどくつろぎ、

  ようやく寝た(およそ4分間)。
/>


169風花巣材噛む
   目覚めて、上を見たり

   あたりを確認して、運んできた

   巣草を噛むなどくつろぐこと3分。

   その後再度寝る(4分)。

   5:44 寝床調整に巣材


起こし(3回目)を始めた。 />


 目覚める間隔が3分から4分と通常状態になったので、観察を中断して寝ることにした。

5:41八溝山系の山頂に陽がさし今日は良い天気になりそうである。




スポンサーサイト
22:08:38 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
168風花の巣箱移動
2014 / 10 / 10 ( Fri )
168 風花の巣箱移動

 9月26日朝、風花(悠の2月末の仔)が巣箱を変えた。 母親悠は8月に産んだ仔たちの

待つ巣箱Bに4:56 に帰巣したが、風花は5時になっても昨日までの巣箱Aに戻ってこない。

全巣箱のビデ゛オモニターのスイッチを入れる。5:04 風花は巣箱Bに近い巣箱Sに入って

きた。巣材を口いっぱい咥えている。

 巣箱を変えた原因を考える。どうやら前日(25日)の写真撮りが影響しているようだ(注1)。

163風花925   2014.09.25 巣箱A

   この写真を撮るために

   巣箱の付近をうろうろ

   した。





/>



 ムササビはメスがホームレンジ(縄張り)を持ち、「巣の数は2~8個で、そのうち成メスは

1~3個を常時使用する。残りは成オスや成長した子供が使ったり」するという(注2)。

風花は2月末に悠が産んだ仔であり、まだ生後9か月だ。この朝は屋敷林の6個の

巣箱のうちどの巣箱を使うのか。一瞬、3年前のケースがよみがえる。それは今回の

出産・子育て状況と似ていて、悠が3月に出産した仔(芯々)は悠とはすでに別居して

いて、悠が8月に出産した仔(復々) の子育ての10月、別居していた芯々が、悠の子

育て中の巣箱に突然同居したのである。 今回と違う点は、後腹の仔が今回は2頭

であること、先腹の仔の出産日が1ヶ月異なり、観察時期も1ヶ月ほど差異があるこ

とである。

 母が仔の同居を拒否するケースは後腹の仔の出産直後に観察されているが、今回

悠が同居を拒否したかどうかビデオ録画を詳細に見てみようと思う。





注1
   23日巣箱の下で写真を撮った。あまり顔を出さない。すぐひきあげた。
   24日 風花顔をださない。写真も撮れない。
   25日巣箱から体半分だしている。巣箱の下に三回行き写真を撮る。
   巣箱の下で顔を出すのを待ち、巣箱の真下も通った。

   23日と24日は、宵の出巣後すぐに母親の巣箱の方に滑空した。25日は
   滑空せず、樹間の伝い渡たりで移動した。

注2
   川道武男 夜を滑るムササビの社会(1) 自然1984年1月号




09:11:57 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
167.ムササビの仔のおもちゃか
2014 / 10 / 06 ( Mon )
167.ムササビの仔のおもちゃか

 「ひな」と「ここ」は生後約40日、眼は開いたが、まだ巣箱から出ない。母親悠が巣箱

から出ていくと兄弟2頭で過ごすことになる。自らの毛繕いや巣箱の板壁を伝ったり、

外を覗いたり、お互いじゃれあったりしている。



167ひなとここ杉皮①
  2014.09.24 巣箱B

  巣箱の外からの新しい物。

  それは母が運んでくる巣

  材用の杉の皮(注)。巣床か

  ら引っ張り出して、しゃぶり、

  噛み、丸めたり、のばしたり、

  まるでおもちゃのようだ。
/>

 
 この時期の仔ムササビが口にするものは、すべて母からのもの。母乳、唾液(口舐め)、

耳垢(耳舐め)、爪垢(指舐め)など。すべて成長に必須のものであろう。

杉の皮は、巣床にいっぱいあるが、口にするのは運入されたばかりの真新しいものばかり。

新しい杉皮はきつい清涼感があり、噛んでみると苦い。ムササビが杉の木がないところ

には住まないことを考えると、「猫にまたたび」に似た嗜好以上の、整腸剤とか昆虫忌避剤

とかの何か医薬的効用があるのであろうか。

 仔どもムササビが杉皮を口でしごいている様子は、まるで遊んでいるようにも見え

るが、ムササビが生きていくためにたどりついた、何か知らない一大要素があるよう

に思えてならない。




 注 屋敷林の巣箱の巣材はほゞ100%杉の皮である(9年間に1回だけ椿の枝葉を

    若オスが新巣箱に持ち込んだことがある。)。 古木の皮は使わず、30年から50年

   の若い杉で日の当たっている箇所から剥ぎ取って使う(下掲載)。巣箱に搬入する時

   には既に幅5mm~1cm、長さ20㎝程度に整えられているので巣箱の中では古い

   杉皮に絡ませて巣床にする。
   
164悠が皮を剥いだ杉


12:00:36 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
166雨漏り巣箱
2014 / 10 / 06 ( Mon )
166 雨漏り巣箱

 9月24日夜、屋敷林は、熱帯低気圧となった台風16号の間欠豪雨に見まわれた。

生まれて40日ほどの「ひな」と「ここ」のいる巣箱が心配。母親悠は宵の出巣をした後、

 帰ってこない(昨夜は2度も途中帰巣したのに)。

166巣箱B雨だれと吹き込み   2014.09.24 19:20 巣箱B

  入口からの雨の吹き込み

  (右矢印)と天井カメラ穴

  からの雨漏り(中央矢印)

  で濡れはじまる。


/>


166雨漏り見上げる
  心配そうに見上げる「ここ」

  画面下方の「ひな」は濡れて

  いないようだ。






/>

166巣箱B雨漏り移動

   「ここ」は 雨漏りの無い方に

  移動。「ひな」の寝ている所

  は雨漏りが少ないようだ。

                  


/>


166巣箱B雨だれ②
  ついに、「ひな」の場所も

  雨漏り しだした(矢印)。

  「ここ」はあきらめたのか

  元の場所に戻る。

  巣材もところどころ水が

  浮いている。その後雨漏

りも止み、「ひな」は巣材を7分間も掘り起し続けた。

/>


 豪雨はおよそ20分続いた。こういう時、どうして母親悠は仔の世話に巣箱に

戻ってこないのだろう。もっともこの雨の激しさで悠も戻れなかったのかもしれない。

この後雨は小止みになり、事なきを得たが、悠は朝の帰巣まで帰ってこなかった。

 適当な樹洞を持たないムササビは、枝葉を丸めたいわゆる丸巣で起居しており、

元々雨濡れには耐性があるのかもしれない。

 それにつけても 巣箱Bは観察当初からの巣箱で、修理を重ねて永らえさせたが、

もはや限界に達している。悠はなぜか出産によくこの巣箱を使った。入口の大きさ、

入口の向き、高さ、林の最前列など物理・地形的要因のほかに天敵テン入らなかった

唯一の巣箱であることも関係しているのかも知れない。

 巣箱Bは底板に直径1cmの水抜き穴を2カ所に設けている。穴があると冬の耐寒上

問題かと思っていたが、やはり設けておいてよかった。「ここ」が巣草おこしをしたのは

そうすれば居心地がよくなることを知っていたのだろうか。

 悠と仔達が他の巣箱に移ったら、同じ大きさ同じ素材の巣箱を、同じ箇所に同じ向き

に取り付けてやろうと思う。








10:29:57 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
165.「ひな」と「ここ」
2014 / 10 / 03 ( Fri )
165.「ひな「と「ここ」

 悠が8月半ばに生んだ「ひな」と「ここ」は順調に成長している。 巣箱からまだ出ないが

出入り口にぶら下がって外を見るまでになった。

 165ひな と ここ ④
2014.09.24  ひな と ここ 


  ひな(右上)の方がチョット

  大きい。 ここ(左下)は尻尾

  の先端が白い(注)。





/>


165ひな or ここ ②
① 2014.09.23

    ひな or ここ(最初の写真)
  
   横から夕日があたり

   まぶしそう。(以下の写真は、クリック

   すると拡大する)

/>

165ひなorここ① 
  ② 2014.09.24

 巣箱の下で動いたら

 興味深々で顔まで出

 した。


/>


165ひな or ここ ④

③ 2014.09.24

   この仔は写真②の仔だろうか

   拡大して違いを見つけよう。




/>

165-ひな or-ここ ③
④ 2014.09.25

    写真②ぐらいまで顔を

   出してくれたら良いのだが。

   すぐ巣箱内に戻って

   しまった。

/>


 これら写真だけでは「ひな」と「ここ」は特定は難しい。「ここ」の方が尾白なのでいつの日か

 識別可能になるであろう。ここが分かったら、他の仔がひなとわかるであろう。




注: 尻尾の先端が白いむささびがいる。大人(成獣)になっても変わらないという(川道武男「夜を滑る
ムササビ社会」 1984年 雑誌「自然」 )。悠の仔で「ここ」が2頭目である。ただ赤外線ビデオで白く
映るというだけで夜の自然光で白く見えるかどうかは今後の観察次第。

 
08:14:33 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
164. 悠の子育て
2014 / 10 / 02 ( Thu )
164.悠の子育て

 9月23日、悠が「ひな」と「ここ」を産んでから40日弱である。先月は巣箱S(出産巣

箱)にいたが、子どもを連れて巣箱Bに移ってきていた。

 出産後、この期間になると授乳・育児もおちつき、宵の出巣も朝の帰巣も通常時刻に

なり、巣箱に途中帰巣することはなくなる。 ところが、この夜の悠はちょっと違った。

宵の出巣と朝の帰巣時刻は通常だったものの、2度も巣箱に戻ってきた (注)。それ

ぞれ、授乳と仔の毛繕いはしているが、1回目の帰巣では帰ってくるなり巣材のひっくり

返しをし、2回目の戻りでは大量の巣材(杉の皮)を運きて寝床調整を念入りにした。

 なお、次の日の24日および25日は台風16号(夜に雨と風)が通過するとのことで、

途中帰巣するのではないかと期待して観察したが、途中帰巣はしなかった。

164悠が皮を剥いだ杉
2014.09.24

 23日の夜、悠が皮を剥いだ
   
 杉の木。ずいぶん派手に剥ぎ取っ

 ている。「お気に入り」となると枯れ

 てしまうこともある。


/>


 ムササビが宵の出巣から朝の帰巣の間に途中帰巣するのは、

  ①出産直後   授乳、保温、毛繕い、誘糞尿など

  ②冬季      避寒または夜長の休息・就寝
 
とばかり思っていたが、巣作りも重要な作業だ。巣箱Bはこの数か月悠は使っておらず、

巣材(寝床)も固まってしまったのであろう。

 今回の途中帰巣で、③巣材搬入寝床造りのために途中帰巣することを教えられた。


164 悠
2014.09.26巣箱B

  観察終了前、悠が巣箱

  から顔を出してくれた。

  悠とともに9年6ヵ月。

  毎回、新しいことや忘れて


  いたことを思いおこさせてくれる。
/>


注: 悠の宵の出巣、途中帰巣、朝の帰巣時刻

   宵の出巣     23日18:09 (風花18:08 日の入り17:06=実測)
    1回目途中帰巣    18:59
    再出巣          19:23
    2回目途中帰巣    20:29
     再々出巣        21:07
    朝の帰巣     24日5:00 
 
23日(秋分の日) 阿武隈山麓の屋敷林の日の入りは17:06(実測値)である。
24日 日の出 久慈川を挟んで八溝山系の山頂に陽がさしたのは5:41である。






強調文
08:58:56 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。