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48.赤ちゃん誕生
2010 / 03 / 30 ( Tue )
48赤ちゃん誕生

3月末、いま阿武隈の郷は梅の花が満開。屋敷林のプラムの蕾もふくらんだ。だが

小雨に雪が舞い、底冷えのする風に花もひっしに耐えている。

48プラム梅アスナロ  屋敷内の果樹園

  手前はプラム、後は梅、奥はアスナロ。

  桜の木を切ってしまったので、ムササビはこの

  アスナロまで滑空してきて、プラムの花芽を食べる。
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 先月、彩々(昨年8月生まれ)が、母親悠から独立して一人住まいを始めたと書いた。

3月26日、寒さが一段と厳しく(室温4℃)、そのせいか彩々は出産準備をしている

悠の巣箱にもぐり込んでいる。この日の「宵の出巣」は、彩々が18:26と通常で

あった(日の入り17:56)。ところが悠はその1時間半後(19:58)と大幅に

遅れた。しかも彩々は「朝の帰巣」まで巣箱に戻らなかったが、悠は出巣してから

1時間半後(21:02)に帰巣し、巣箱の中で2時間休み、23時半に再び出て

行った。

 27日朝、彩々と悠は、悠の巣箱に帰巣。「宵の出巣」では、彩々は前日と同様に

18時半に出ていったが、悠はほとんど寝ていて21時を過ぎても出巣しない。

22時27分やっと出巣した。なんと、

48赤ちゃん確認     まぎれもないムササビ赤ちゃん

   まだ生まれて間もない。

   2匹だ。

   何時生まれたのだろうか。

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昨晩はいなかった。出産の状況をビデオテープですぐにも確認したいが、ライブの方

を優先して観察に入る。出産初日にムササビ母親はどうするのであろうか。この晩は

外は零下の寒さであろう。

48赤ちゃん動き回る   悠の出巣10分後の映像

  よく動く。特に画面上の仔は手足をバタバタさせて

  いる。お腹の鼓動73回/分。巣草に埋もれていない

  ので寒さが心配。

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悠は食事にどこまで行ったのだろうか。屋敷林に杉はふんだんにあるが、欅はまだ芽ぶい

ていない。去年桜の木を切ってしまったことが悔やまれる。椿かな、梅とプラムは樹高が

低いので警戒しながら食べているのだろうな。

48悠帰巣   やっと帰ってきた(出巣後53分)。

  巣箱の上にムササビが乗った音「ガリ、ガリ」。続いて

  悠の頭が見えたときには「ホッ」とした。

  この後、仔たちを掘り起こし、ダッコし、覆いかぶさり

  尻尾でくるんで、休息状態になる。
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 この53分間の1回の出巣でおわるかどうか観察を続けた。この帰巣から3時間

20分後(2:43)に第二回目の出巣をし、1時間後(3:43)に戻ってきた。

やはり仔たちをダッコし、覆いかぶさり、尻尾で体を包むスタイルとなった。

 「おや」と思ったのは、4:52から5:16、 悠は巣箱から顔を出しぱなし

であったことである。後で気がついたが、この時間はムササビ達が巣穴に帰巣する

時間帯である。ただし、昨日いっしょにいた彩々が近づいた気配もない。悠が啼けば

ビデオに録音されるが、啼声もしない。顔で近づかずかないように知らせているので

あろうか(なお、彩々は「新巣箱」に帰巣した)。


いよいよ出産の検証である。朝からのビデオをじっくり見る。

48彩々顔揚げ    悠(右側)と彩々(左側)

   悠は巣草を持ち上げて産座つくりをしているが、

   彩々は知らん顔で自分の毛繕いとひたすら寝るだけ。

   悠は顔を下にしてほとんど動かなくなり、彩々

   がいるので良く見えない。
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彩々が「宵の出巣」をした18:16までのビデオはさておき、彩々がいなくなったから

のビデオ録画に集中する。悠に目立った動きはなく、ただひたすら寝ているように見える。

彩々がいなくなってから30分後(18:45)、

48赤ちゃん転げる  
   悠のわき腹から赤ちゃん(白く映っている)が

   ころがり落ちてきた。もう生まれていたのだ。

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彩々が出て行ったこの30分の間に出産したとは思えないが、再度ビデオを見るも、

悠がひたすら寝ている姿ばかりであった。さらば、その前と思い、さかのぼって

ビデオを見たが、悠にそれとおぼしき動きは見られなかった。なんせ画面の半分は

彩々なのでどうしょうもない。
 

 26日の宵の出巣時間、27日朝の巣草掘り起こしなどから出産の予兆はあった

のであろうが、いろんなことが重なり、出産のシーンは見られなかった。これを

教訓に次回なんとか工夫をこらそうと思う。

 なお、翌日、果樹畑のプラムの木の下には、
ムササビ食痕   プラムの枝が沢山落ちていた。

  カッターでそいだように鋭角に切れている。

  あきらかにムササビが食べたものだ。

  悠は遠くの山まで行かず、ここで食事をし、

  巣箱に帰っていったものと思われる。やはり桜は切らずに残してあげればよかった。
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ともあれ、誕生日が3月27日と確定したムササビ赤ちゃんが産まれ、今後の成長

観察におおいに期待が膨らむ。

元気に育って欲しいものである。


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20:30:12 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
47.悠の棲みかと6カ月の彩々
2010 / 03 / 19 ( Fri )
47 悠の棲みかと6カ月の彩々

彩々47  彩々 2010年2月28日

 新巣箱                   

  目がさめるとかならずといっていいほど

  外を覗く。 
/>

 
 彩々は昨年8月末に生まれた。いっしょに乳を飲んで育った兄弟はいない(注)。一月末

には、母親悠から離れ、希々(昨年3月生まれの男の子)と一緒の巣箱に寝起きし、時々悠の

巣箱にもぐりこむ。

 ひと月経ち(2月末から3月はじめ)、彩々はひとりで(「新巣箱」に)棲んでいる。もう悠の

巣箱(巣箱B)に行くことはなくなった。宵の出巣は、悠よりも早く(15-20分)、朝の帰巣

はほとんど同時だった(観察4日間とも)。夜巣箱に戻ることもしなくなった。

悠の巣箱の位置記号2 ムササビ悠の屋敷林と巣箱の位置(写真は平成五年夏)
     新:新巣箱  A:巣箱A B:巣箱B  楓:楓の木の巣箱  奥:奥の杉の木巣箱
     なお、写真をクリックすると大きな画面で全体像を見られます。

樹木の葉、花、実を食べているムササビにとって、2月から3月が最も厳しいと言われている。悠の

屋敷林でも、杉の葉、実は豊富だが、この時期は食べられる他の樹木の種類、量とも十分ではない。

いきおい山に渡っていくことになる。山々へは、沢筋の低い雑木を300mほど伝っていくことに

なるが、1ヵ所農道で遮断されている箇所がある(下掲写真参照)。渡るには滑空するか低木の枝

伝いしかない。ムササビにとってもっともスリルのあるところであろう。
悠の屋敷林②

彩々のいる新巣箱から悠の巣箱Bは50mほどである。彩々がいつも悠よりも早く出巣する

のは悠のところに行って、悠をまって山へ付いていくのであろうか。朝の帰巣は彩々と悠は

4日間ともほぼ同時であった。連日雨と雪であったが、母子連なって山から帰るといちもく

さんに巣箱にそれぞれの巣箱に飛び込むかんじであった。


 2月27日(雨)、朝の帰巣は悠も彩々もいつもとは全く異なるものであった。

 悠(巣箱B)は、5時44分に帰巣して、眠りにつく(6時半)まで巣穴から9回顔を出して、

外を警戒した。(通常だとせいぜい3回ぐらいである。)

 彩々(新巣箱)は、悠と同時刻(5時44分)に帰巣し、
  
  ・帰巣後30分間に20回も巣穴から顔を出す。
  ・雨で濡れているのに巣箱の中での毛繕いはほとんどしないで、ほとんど顔をだしている。
  ・帰巣(8分)後、突然巣箱から飛び出していった(3分後に戻る)。
  ・帰巣後30分すぎてからは、顔を出しっぱなしで1時間半(雨に濡れっぱなし)。
  ・7時42分ようやく毛繕い、寝る。 

母子とも、単に外を見ているのではなく、明らかに緊張状態であった。何を警戒していたのかは

分からない。悠と彩々を見続けたので、楓の巣箱と巣箱A②のビデオを見ていない。始めは、

近くにテンでも居るのかとも思ったが、明るくなってからも彩々は警戒状態だつたのでテンでは

ないであろう。翌日(28日)、奈々(2008年3月生まれ)が8カ月ぶりに楓の巣箱に戻ってきた

のを確認しているが、すでにこの日(27日)に奈々が屋敷林を徘徊していたとも考えられる。

彩々が生まれた時には奈々はこの屋敷林には居なくなっていたので、彩々にとっては兄貴では

なく、見ず知らずの恐い雄ムササビだったのかもしれない。

それでも、巣箱から飛び出して行ったり、雨の中体を乗り出して存在をアピールしているのかと

思うと、6カ月の子供ムササビよ、ガンバレ、ガンバレと応援したくもなる。

 なお、28日、3月1日には彩々も悠も平常通りの生活にもどっていた。 


     注:ムササビは一度の出産で通常2匹生まれる。彩々も2匹で生まれたのかも知れない
       が、確認していない。正確を期すため確認できた表現にした。

 










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10:27:47 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
46.2月の巣箱
2010 / 03 / 04 ( Thu )
46.2月の巣箱

 先月、子供が生後6カ月(8月生まれの彩々)と10カ月(3月生まれの紗々と希々)に

なり、子供達は子供同士で巣箱Bに棲み、仔離れした悠はひとりで新巣箱で過すように

なっていた。

2月もおしせまりどうなっているであろうか。

(1)2月26日昼、ビデオモニターにより巣箱Bと新巣箱にムササビが入っている。

巣箱Bのムササビは大きさと額などからすぐ悠とわかった。

悠46.2/26   巣箱B 

 ほとんど寝てすごす。体の大きさ、額のもりあがり

 落ち着きなどから悠である。 


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悠 46 2/26   巣箱B

  写真で確認。額、目、毛の色、大きさ(オトナにして

  は少し小さめ)などから悠と確信。


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新巣箱にいるムササビは誰か、ビテオを見ただけでは、にわかに判別できない。

彩46.2/26   新巣箱

  モニターを見ながら待つこと1時間、ようやく

  巣箱から外を覗いてくれた。カメラを持って、

  新巣箱の下に走る。
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彩-46   新巣箱のムササビ

  ファインダーを見て、すぐ分かった。彩々だ。

  なんせ先月ビデオケーブルの修理で顔を接し、

  見詰め合ってしまった(記事44)。
/>

先月は、悠が新巣箱に、子供達が巣箱Bにいたが、彩々が新巣箱にいて、悠が巣箱Bに

いる。この日から観察の4日間、彩々が新巣箱、悠が巣箱Bであった。


(2)奥の杉の木巣箱は、ビデオカメラが入っていない。27日から28日の早朝まで

巣箱の前に小型ビデオカメラをセットした(巣箱の高さは8.5mあるので、竹ざおを

2本繋ぎ、その先端にカメラを括りつけ、竹ざおを脚立に固定し、巣箱の正面1mから

映せるようにセットした)。とつぜんに、かなり大仰な人工物が出現した感じは否めない。

奥の杉巣箱    奥の杉の木巣箱午後3時

  即席にしては、まあまあこの程度でいいかと

  夜の観察に期待が膨らむ。入り口の齧り跡が

  新しいし、大きくなった。

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奥の杉夜46.2/27    暗くなっての映像

  小雨となり、防雨保護カバーに雨滴がつき見えにくい。

  画面中央に巣穴が見えるが、ムササビの出入り確認は

  耐え難いものであった。宵の出巣時間(17時-18時半)、

  翌朝の帰巣時(5時-6時半)ともムササビ出入りなしであった。

  セットの騒動にビックリしてセット中に逃げてしまったか。
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(3)楓の木の巣箱 昨年8月奈々がこの巣箱からいなくなってから、この巣箱はほとんど

使われていなかった(巣草の状況変化なし)が、28日朝、この巣箱にムササビが入って

きた。前日朝は氷雨、この朝は雪となった(先週から7,8度降下)。奥の杉の木巣箱の前

にはビデオカメラの一式(カメラ、竹ざお、脚立など)が組まれており、様子が一変して

いる。

奈々か46.2/28    28日朝 楓の木の巣箱
 
  大きいムササビだ(この巣箱は巣箱Bより4cm幅広い)。

  この時、悠は巣箱B、彩々は新巣箱に入っている。

  奈々が久しぶりに帰ってきたか、3月生まれの紗々、

  希々か? 一日中この姿勢でほとんど顔を上げないのでビデオでは誰か分からない。
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奈々か 46.2/26   28日昼、楓の木の巣箱

  一瞬、顔を出した。連写した。 

  奈々か、紗々か、希々か、もう少し顔を出してくれ。


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28日夜9時半、楓の巣箱にムササビが入ってきた。
誰か?46.2/28    28日夜楓の木の巣箱

 知らないムササビが入っている。昼いたムササビだろうか。

 少し小さいようにも見える。3時間ほど寝て、出て行った。

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(4)雑感  悠が巣箱Bにいて、子供の彩々が新巣箱にいるとは思わなかった。しかも

4日続けて変わらない。先月悠が新巣箱にいることが多かったので、例年どおり、屋敷林

の西側にある新巣箱で出産するものとばかり思っていた。巣箱Bは、屋敷林の東側、山へ

の渡りルートの出入りの場所である。悠は、これまで屋敷林の東側の巣箱では出産した

ことがない。

 先月ビデオケーブル修理で巣箱Bにいる彩々を驚かしてしまったから、彩々は巣箱Bに

寄りつかなくなり、新巣箱で起居するようになったのであろうか。母子の関係はよく分か

らないが、悠は新巣箱を彩々に譲ったのであろうか。

悠巣草46.2/28    3月1日 巣箱Bの悠

  この巣箱は巣草が少ない。悠は出産時には肩まで隠れる

  くらいに巣草を運び込み、盛り上げる。新しく運び込

  んだ巣草を両手で持ち、口で扱いて柔らかくしている。
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2月28日、楓の木の巣箱に入ってきたムササビが誰であるかいまだ分からない。

耳の形からすると奈々(右耳真ん中が噛み切られて盛り上がっている)のようだが、

これから写真拡大などでして見てみようと思う。この日と前日は、急に寒くなり、

山の棲みかではいたたまれなかったのだろうか。それともたまたま通りかかり昔

自分が育ったところ、巣箱に寄ってみたのであろうか。奈々であるとすると、

わずか1日の立ち寄りであった。

 28日の夜半、楓の木の巣箱にいたムササビも誰であるか分からない。ビデオからは、

昼いたムササビより小さいように見える。終始、尻尾で頭をくるんでいたので判別

は難しいが、再度ビデオを見てみようと思う。奈々の可能性もある。奥の杉の木巣箱

の前にヒデオをセットしたので、これにビックリして、奥の杉の木巣箱にいたであろう

希々が楓の木の巣箱に入ったのかも知れない。なお、この日は夜間時間(日没から日の

出までの時間)が12時間38分となり、悠も彩々も宵に一旦出巣すると朝の帰巣

まで、巣箱にもどることはなくなっている。これから考えると、夜半に戻ってきた

ムササビは悠、彩々、希々ではないようにも思える。これまで、楓の木の巣箱は楓の

葉がなくなる冬場は使われたことがない(上記写真参照。葉がなく昼は直射日光が当

たる)。やはりよそから来たムササビであろうか。

疑問だらけの観察であったが、悠は出産準備をしているようでもあり、彩々も元気に

育っていてなりよりであった。






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16:59:34 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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