44.彩々との見合い
2010 / 01 / 25 ( Mon )
44.彩々との見合い

 2010年1月22日、悠は一人で新巣箱にいる。楓の木の巣箱、巣箱A②に、悠の子供達

はいない。

悠新巣箱24日午前中   母親ムササビ悠

  新巣箱で一人ゆっくり過している。

  巣箱の下に行くと、少し顔を出してくれた。

  安心したのかすぐ顔をひっこめてしまった。
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巣箱Bはビデオが映らない。どこが故障したのか調べに行く。巣箱の底板近くにある

ジョイントジヤックから延長ケーブルがはずれている。これで2度目である。原因(注)

はともかく、直すことにした。

 巣箱の中にムササビの子供達がいるとしたら、逃げ出す様子を写真に撮りたい。

それには、樹の下で写真撮りに専念し、樹に登っての修理(①ジャックを正しく繋ぎ、

②防水ガムテープを巻き、③力を加えてもはずれないように樹に固定)は正チャン

(木挽き)に任せるしかない。しかしながら、②③はともかく、①のジャックの正しい

繋ぎ方(⇔を合せて強力に押し込む)は、樹に登って巣箱のところで正チャンに説明する

ことになる。写真撮りをあきらめて一人で修理することにした。

 巣箱の高さは土手から7m、庭から10m、高いところは苦手であるうえに、この高さ

になると風がないようでも木の上はかなり揺れている。下は見ないことにして、片手を

樹に回し、ジョイントジャックを差し込もうとするが、片手ではとてものこと入らない。

ジャックの矢印(⇔)を合せようとすると太陽の逆光で光ってしまいよく見えない。手の

届く近くに持ってくると老眼でボケてハッキリしない。ゴソゴソ懸命に努力すること暫し。

ムササビがいることなどすっかり忘れた。

 突然、ダーと飛びだした。隣の杉の樹をすごい速さでムササビが駆け上がっていく。

陽にひかり、はっきり見えたのは一匹だが、その前にもう1匹いたようにも思える。

アッという間のことであった。「しまった。ムササビがいたのだ」と思い出し、チョッ

としてから巣穴を見ると、なんともう1匹ムササビが巣穴からジッーとこちらを見ている。

距離、わずか30cmぐらい。老眼が入りはじめたのでピントが会わない。ハシゴの上も

忘れておもわず顔を引く。小さい、あどけない仔ムササビだ。黒毛に少し茶色が混じっ

ている。8月末に生まれた彩々だろう。ひょんと巣箱の上に乗り、隣の杉の樹に飛び移り、

こちらをもう一度振り返り、ゆっくり、次いで急にスピードをあげ、木の間に見えなく

なった。目があってから10秒ぐらいであったろうにとても長く感じた見合であった。


 子供ムササビ達はどこに逃げて行っただろうか。昼間に巣箱から飛び出すのは始めて

だろう。奥の杉の木の巣箱、楓の木の巣箱、母親悠のいる新巣箱のいずれかだろう。

あせりながら「ジョイト」をガムテープで巻き、ロープで木にしっかりと固定する。

なれない高所。木も梯子も風で揺れる。片手作業。いがいと時間がかかってしまった。


 急いで、居間にもどり、各巣箱のビデオをつける。

44仔新巣箱に逃げ込む①    新巣箱 ムササビが2匹いる。
 
   午前中は悠だけだったのに、悠の下に子供ムサ

   サビがもぐりこんでいる。録画スイッチを入れ

   ておけば子供が飛び込んで来るのが見られたのに。残念々々。

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44仔逃げ込む②警戒    外を警戒する悠

  身を乗り出して見張る。

  子供が逃げてきたのは、雄ムササビ、テンや猫など

  と思っているのだろうな。まさかアンクル・カナと

  は予想もしていないだろうな。  

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44仔逃げ込む③世話   しばらくして、悠は子供を抱き抱え、

  舐めまくる。いつもはこの時間は一人熟睡しているが、恐がって

  いる仔に対して母親らしい仕種が続いた。



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母親のもとに逃げ込んできたこの仔は、8月生まれの彩々だろう。3月生まれの紗々か

希々ならばもう少し大きいし、悠の接し方も違うだろう。紗々と希々はどこに行ったの

か。奥の杉の木巣箱であろうか。

 この日(1月22日)と翌日(23日)は、新巣箱に悠と子供1匹(彩々か)がいたが、

24日には、奥の杉の木巣箱に悠と子供達が集まり、25日は、悠は一人で新巣箱で過した。

44奥全員集合   1月24日の奥の杉の木巣箱 

  悠と子供達全員が入っている。

  顔は出さないが、いろんな尻尾が見え隠れする。

  子供達全員を安心させるため、悠はいっしょの
 
  巣箱ですごしたのだろうか。
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 悠は一人で、子供達は子供どうしで過していたのに、この事件で、悠も子供と過す

ことになった。4日目(25日)には、悠は一人(新巣箱)、子供達は子供どうし(奥の

杉の木巣箱)一緒の生活にもどった。

 巣箱Bにどのムササビも入らなくなった。脅かしてしまったからか。そうだとするとしば

らくは巣箱Bはつかわれないことになりそう。

 奥の杉の木巣箱をビデオ付き巣箱に換えようとしたが、かかる状況では当分あきらめざ

るを得ない。観察に不便だが、悠達にこれ以上心配をかけないようにしよう。



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22:34:25 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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