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24母と娘の関係
2009 / 04 / 20 ( Mon )
24母と娘の関係

 子犬や子猫の季節がやってきた。5、6匹の兄弟だとそれぞれの性格・個性が違って

いて見ていても面白い。ムササビ悠の子供達はどうであろうか。

家族集団で暮らす野鳥のエナガやオナガ、タヌキやライオンなどは、先に生まれた子供

が、弟妹達の面倒をみるいわゆる「子育てヘルパー」としての役割をしているが、ムササ

ビにもこれが見られる。悠の家族ではどうであろうか。3年間の記録を見直した。


1) ムササビは一度に2匹の子供を産むことが多い(悠は3回とも2匹)。一緒に生ま

れた子供同士では、生後一月もすると、巣箱の中での動きに活発な子と、おとなしく

慎重引っ込み思案の子などの違いが出てくる。

 ①悠は、宵の出巣前に2匹の子供を抱え込んで授乳する(注1)。この時、1匹は、

はやばやと抑え込みから逃げて(?)、悠の背中で遊び始める。もう1匹の方は、

えんえんと悠の抑え込みにあって飲まされている(喜んで飲んでいる?)。一方は

すべてに素早く要領がよく、他方は母親の言うがまヽのように見える。 

        注1 子供達は昼間も悠が眠っていてもオッパイ飲んでいるので、
            宵の出巣前にはあまり一生懸命でない。

悠抱え込み2   宵の出巣前、抑え込み授乳
  この時期悠は、宵に出巣すると翌朝まで巣にもどらない。
  子供を抑え込んでタップリ授乳する。子供は昼も飲んで
  いるのでおなかいっぱい。最後は足をバタバタさせて
  逃げる。いつもおとなしい奈々が最後まで抑え込まれる。




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 ②巣穴から外を覗くまでに成長すると、その差は顕著。活発な子は巣穴入り口を

独占し、もう一方が外を見たいともがいても譲らない。寝ている悠の上によじのぼって

遊ぶ時間も回数も違ってくる。
友友外見る650    2007.6月
  入り口を独占する友友。この時期一緒に生まれた
  理理は、ほとんど写真に撮れなかった。

/>

DSC08304明々と奈々外覗く    2008.5月
  入り口を独占する明々。  
  いっしょに生まれた奈々は、手足を入り口にかけて
  外を見ようとするが、明々は譲らない。


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DSC08326明々と奈々外覗かせ    奈々ついに明々を押しのける。

  明々は入り口に、はさまれる格好になった。この後も奈々は

  明々を退け、ガンバッテしまった。




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 ③巣穴から外に出るようになると、2匹のうち、一方が、いつも先に(後に)出る、長く

外に留まる(外に出てもすぐ巣に戻る)、巣にもどってはすぐまた巣から出ていく回数が

多い(少ない)。やがて、朝まで巣に戻らない(朝まで巣の中にいる)などである。(先

項の「9ー①ー1)子供達の宵の出巣と戻り」参照。)


 生まれた日は同じなのに、活発性(よく動くか、且つすばやいか)に違いがあり、授乳

の量・機会が異なってくるのであろうか。最初の子(友友と理理)と2度目の子(明々と

奈々)において、活発な子(友友と明々)は男の子だったから、性による差異なのであろ

うか。この3月に生まれた子をこの観点から見てみたいが、どなたかご存知の方は教えて

いただきたい。


2) ムササビは、子供の独立が男の子1年、女の子1年2ケ月ぐらいで、体重からすると

比較的長く母と子がいっしょにいると言われている。

 昨年の今頃、理理(女の子)は、生まれた弟妹(「明々」と「奈々」)の子育てヘルパー

として、母悠、弟妹と一緒の巣箱にいた(「9.生後60日の家族」参照)。


 その時、子供だった奈々も1年経ち、この3月に弟妹ができたので、お姉さんになった。

ところが、けっして母(悠)と弟妹の巣箱には行かない。そもそも弟妹が生まれる前、極寒

の日でも、奈々は母親のいる巣箱には入らなかった。生後6カ月目の9月、生まれ育った

巣箱がスズメバチに取られ、母親と奥の杉の木巣箱に引越したが、いつの間にか、母悠と

一緒の巣箱に棲まなくなったのだ。いつたいどうしたことだろう。

 そのころ、使える巣箱は三つあり(奥の杉の木巣箱、巣箱B、新巣箱(スズメバチに取ら

れた巣箱A)の近くに新設したもの))、悠は日によって棲みかを変えていた。悠が巣箱Bに

いると奈々は新巣箱にいる。悠が新巣箱のときは奈々は巣箱Bで寝ている。けっして巣箱

ではいっしょにならない。

 巣箱をでたら、この母子(悠と奈々)は一緒に行動しているのであろうか。 2月のある晩

の観察。奈々が奥の杉の木巣箱から出巣し、およそ30分ほどこの屋敷林にとどまって

いた。悠が新巣箱から出てくるのを待っているのかとも思えたが、やがて、奈々はひとり

で山に出かけたのであろう屋敷林も静まりかえった。居間にもどりビデオモニターを見る

と、なんと、悠は巣箱の中でまだ寝ていた。いつも一緒とは到底思えなかった。
 
 一昨年、友友(男の子)と理理が悠と別の巣箱(巣箱B)に棲むようになったときは、

友友と理理は、母悠が楓の巣箱から出てくるのを待って、いっしょに山に出かけて

行った。友友がいなくなり、理理は悠とひとつの巣箱に同居するようになった。そして

先に出巣する理理は、悠が巣から出てくるのを待って、悠に続いて滑空し、山に向かっ

て行った。

 理理と奈々は、悠に対して全く違う関係・生き方である。理理は母悠にベッタリで、母親

は友達みたいである。一方、奈々は、ひとりぼっちが好きなのか、それでいて母悠のこの

屋敷林から離れないのは、どこかで母を慕っているからであろうか。

巣箱Bの奈々    巣箱Bの奈々

 悠のいる巣箱にはけっして入らない。
 昨日は奥くの杉の木巣箱だった。
 一人なのでしょっちゅう外の気配を気にしている。


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 そもそも、ムササビは母と娘の関係は、理理が普通なのか、奈々の方が当たり前なの

かよく分からない。どなたかご存知なら是非教えていただきたい。



3)5月末から6月始めには弟妹達が巣箱からでてくるであろう。弟妹達に、奈々はこの

屋敷林でどんな接し方をするのであろうか。理理のようなお姉さんぶりをみせるだろうか、

それともやはり一人ぼっちを続けるのであろうか。そのころは奈々はもう大人になりかけ

だろうから、この屋敷林からどこか遠くの森へ旅立ってしまうかも知れない。そういえば、

友友と明々はどうしているのであろう。


 あれこれ思いめぐらすが、悠は、昼はぐっすり寝て、眠りながら授乳し、子供の世話を

もくもくとこなし、元気に夜の活動に出かけていく。 なにはともあれ、この屋敷森の環境

を変えず、悠に対する摂動を最小にして、いつまでも悠を見守っていきたいと思う。

 
   


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08:20:23 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
23赤ちゃん誕生
2009 / 04 / 03 ( Fri )
23 ムササビ赤ちゃん誕生(3月28日から31日の観察から)

 ①辛夷も木瓜も、土手の水仙もその蕾がはちきれそうに膨らんでいる。秋に架けた

巣箱にシジュウカラの番が鳴き叫びながらさかんに出入りしている。あと1回暖気が

くれば、この阿武隈の里は春爛漫になる。

 去年も一昨年もそうだったが、悠は3月に赤ちゃんを産んだ。今回の帰省の最大の

楽しみは悠が赤ちゃんを産んでいるかどうかにある。実家に到着し早速ビデオモニ

ターを見る。新巣箱に悠が入って寝ている。悠は尻尾で体をくるんでおり、赤ちゃんが

いるかどうか分からない。見ること1時間ほどして、悠が寝返りを打った際に、黒くて

小さな赤ちゃんがチラッと見えた。悠は、春にあわせて赤ちゃんを産んでいたのだ。

悠の赤ちゃん1  観察2日目でやっと赤ちゃんの頭が見えた。

 目は開いていない。幼毛は生えそろっている。

 生まれて一週間目ぐらい(3月20日生まれ)か?

 (一昨年の子「友友」と「理理」と同じ誕生日になる?) 
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悠の赤ちゃん2   数分後、2匹からまって悠(熟睡)の腕からはずれて

  ころがり出てきた。戻ろうとしているらしいが、2匹が

  からんでいるのでなかなかもどれなかった。

  悠が腕で掻き込んでお腹にもどした。 
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②気象情報によれば翌朝は、零下2℃になるという。悠は自分の食事などで外にでるが、

赤ちゃんをどうするのだろうか。

悠の 3日間の宵の出巣時間は、18:54,19:13,19:55である。福島市の日没が

17:58(悠のいる町では17:30に日が沈んだ)であるから、まず、出巣時間自体も大幅

に遅れている(通常は日没後30分)。さらに出巣時間に1時間も幅がある。

 宵に出巣すると、悠は、途中に一度も巣にもどらず、朝の帰巣時間は4:10前後である

(福島市日の出6:24)。通常よりも1時間半ほど早かった。

 通常よりもゆっくり出巣して、はやく巣にもどってくるということであろうか。それでも最短

8時間は、巣に赤ちゃんのみの状態である。

 出巣時間の違いは、悠が赤ちゃんをどれだけ長く抱えているかである。いつもは、出巣に

備えて悠は気の済むまで自分自身の毛繕いをするが、この3日間は、自分自身の毛繕い

は簡単に済ませている。細かく動いているのは赤ちゃんに糞をさせ、処理していると思われ

るがさほど長い時間ではない。

赤ちゃんの世話1   赤ちゃんを抱え込んでいる時間が長い

 眠っているのではなく、気の済むまで母乳を飲ませて

 いるように見える。
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 この抱え込み時間の差異が、出巣時間の差異になっている。その日によって、

赤ちゃんの空腹状態が違がっていたのであろうか。朝まで巣に帰ってこないので

赤ちゃんが満腹になるまで授乳するのであろうか。

この授乳が了わると、およそ5分、体を浮かし、向きを変え、四方から巣草をかき集める。 

寝床作り1寝床作り2
/>

寝床3   巣草(杉の皮を口でしごいたもの)でお椀

  を伏せた形にし、赤ちゃんをくるんでいる。

  赤ちゃんは、よく動くが、朝までほぼこの状態で巣草

  からはみ出すことはなかった(そのため2匹か1匹か分か

  らなかった)。 />


 悠の三度の出産はいずれも3月である。三度とも2匹産み育てている。最初の「友友」

と「理理」、昨年の「明々」と「奈々」、そして今回の2匹の赤ちゃんいずれもが、悠の出巣

した後、より添って悠の帰りを待つ姿から、1匹でなく、2匹兄弟でこそこの寒さを越えられ

るのだと思う。この地方では1月、2月はもっと寒いから、3月が出産に最も適しているので

はないだろうか。もう寒さは来ない。今まさに春爛漫を迎える阿武隈の山里での数日で

あった。

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21:04:21 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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