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12.ムササビ引越しと蜂
2008 / 09 / 29 ( Mon )
12.ムササビ引越しと蜂

 今年は例年になくスズメバチが多い。(この屋敷で2カ所にスズメバチが巣を作って

いる。)悠が出産・子育てに使っている巣箱Aもついにスズメバチの巣になってしまった。

蜂の巣はビデオカメラを覆い、巣箱いっぱいの大きさにまでなり、ビデオ映像はまった

く写らなくなった。悠が蜂に追い出されたのか、悠がこの巣箱から引越しして、使わなく

なったので蜂が入ったのかは分からない。

 昨年、悠はこの巣箱Aを冬から春まで出産に使い、夏に子供が大きくなると、涼しい

楓の木にかけた巣箱に引越し、過ごした。この楓の巣箱は、取り払ってしまったので、

今は、奥の杉の木の巣箱(周りは杉の木で、高い位置にかけてあるので静かで涼し

い。)にいる。子供は近くの巣箱B(昨年は友友と理理が住んだ)にいて、時々は悠の

いる奥の杉の木巣箱でいっしょに暮らしている(追加1)。

巣箱A蜂の侵入口
 巣箱A(2008年春) 2年間の風雨で、ビデオ

ケーブルの収納板に隙間(写真左側のテープ

の下)ができ、蜂の格好な入り口となった。   

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 ところが、悠の住んでいる奥の杉の木巣箱にもスズメバチがやってきた。暑いので悠が

巣穴から顔を出していると、2、3匹のスズメバチが巣穴に近づき、悠が顔を引っ込めると

蜂は巣箱に入っていった。悠は蜂に射されるのだろうか、巣箱を乗っ取られるのだろうか。

奥の杉木巣箱と悠    奥の杉の木の巣箱(2008年9月はじめ)

  巣箱Aから移り住んだ悠。暑いと昼でもよく顔をだして

  いる。楓の木の巣箱を取り払ってしまったので、この

  巣箱を使っている。但しこの巣箱は昼に日があたり

  まぶしいときもある(この巣箱がいまいち好かれない原因か)。

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 奥の杉木巣箱と蜂
   スズメバチ飛来。悠は顔をひっこめた。9月でもスズメ

  バチは新しい巣をつくるのだろうか。悠危うし!!!

  悠は危険を避けて、また引越しか(下の「続きを読む」

  の追加3も見てね)。

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 アンクル・カナは一月前に蜂に射されているので、蜂に近寄るのは避けたい(追加2

参照)。蜂を追い払うよりも、悠に安全な住処を作ろうと思い立ち、急遽、新しい巣箱を

つくり、巣箱Aの近くに架けた。夏用に、高く(10m)、杉の枝葉で日が直接巣箱に当た

らず涼しくて、冬は北風が直接あたらない場所にした。蜂が巣を作ってしまった巣箱Aは、

蜂がいなくなったら奇麗に掃除をして(追加3参照)、様子を観察したい。来年もこの

巣箱Aで悠が出産し、子供がおおきくなり、新しくかけた巣箱に引越ししたら、巣箱Aは

「出産用巣箱」、人間で言えば、「産院」に相当するものと言えそうだが、どうであろうか。



左下の「続きを読む」をクリックすると「追加1、2、3」が開きます。

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16:27:00 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
11.悠が帰らない(繁殖活動か)
2008 / 09 / 12 ( Fri )
11.悠が帰ってこない(発情・繁殖活動か)

 2008年6月末梅雨、この屋敷森には、悠と生後4カ月の子供(たぶん女の子)か゜

巣箱A(お産をした巣箱)でいっしょに生活している(前項10)。 

悠は、子供1匹との生活になったが、たった2日であるが、これまでになかった行動

をとった。いつもなら昼間は熟睡しているのに、ほとんど寝ないで雨に濡れながらも外

を見ていた。その日、宵の出巣では子供と連れ立って、普通に出て行ったのにもかか

わらず、翌朝は帰らず、翌々日の朝になって、やっと巣箱Aに帰ってきた(子供は、朝

一人で帰巣し、まる1日巣穴に一人で残された)。

 悠は、どこに行っていたのであろうか。なんのために子供を一人にしておいたのか。

いろいろ考えられる(追加1参照)。 もし発情したのであるならば、9月11日に三度目

の出産となるであろうから分かりやすいし、うれしいことだがどうであろうか(なお、秋の

お産ははじめて)。
 
 この森だけの、しかも一人だけの観察では分からないことが多くなってきた。観察範囲

を広げ、そろそろ良い中間を考える段階かと思う。

 以下に、この間の巣箱ビデオ記録とこの森の目視観察をまとめて記す。


 6月27日 日入り19:04  日出4:19 晴れ、とつぜんドシャブリ

   ・悠は子供をおいて、午後2時から3時どこかに出かけた。
   
   ・宵の出巣前、悠は子供をガッチリと抱え込んで授乳(写真①)。
            子供は元気に動き回る。
  
   ・宵の出巣は母子同時(19:34)


 6月28日 朝雨、すごい濃霧、ガビ鳥はげしく啼く、夕方晴れ

   ・朝の帰巣  母子いっしょ、ズブ濡れで帰る(3:47)。顔にダニ(写真②)。
            母子お互いに毛繕い。子、母の耳齧り(写真③)

   ・昼       よく寝る。巣穴からも顔ださない。

   ・宵の出巣  子供出巣(19:23)、3分後に悠出巣。悠が東側の杉林へ滑空。
            子供は樹間を枝伝いに追走。巣箱Bの近くで木々をいったりき
            たり、飛び回る。


 6月29日   雨

   ・朝の帰巣 母子いっしょ。子供はちよっとだけ乳を飲み、すぐ寝た。

   ・昼     悠はほとんど寝てないで外を見ている。顔に雨がかかっているにもか
          かわらず。(ムササビは昼は寝ているものとは限らないという
          ことか)写真④

   ・宵の出巣 前日と同じように子供出巣(19:33)後3分で悠出巣。 
 

  6月30日   晴れ

   ・朝の帰巣   悠帰らず。子供のみ(写真⑤)

   ・昼       悠帰らず。いままでになかつたことである。子供は一人で過ごす。

   ・宵の出巣  子供は一人で毛繕いをし(写真⑥)、外の明るさを時々確かめ、早め
            に(19:19)出巣(写真⑦)。   

 
  7月1日    晴れ

   ・朝の帰巣  悠も子供も帰巣。お互いの毛繕いをし、子供は悠の耳齧りなど。悠
           は子供をガッチリ抑え込んで授乳。(写真⑧⑨⑩) 通常生活に戻る。



ガッチリ抑え込み    ① 悠は子供を両手で抱え込み授乳する。

    こうしないと、子供は跳ね回って、オッパイを飲まない。



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ダニ     ②鼻の上にダニが付いている。

   早朝は雨と濃い霧、ダニのいるような低いところで遊んで

いたのか

   毛繕いなどしている間にダニは見えなくなった。どこにいった

のか。
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耳齧り    ③雨に濡れて帰ってきたので、水分が蒸発し、

   カメラが曇ってしまった。耳齧りは、子供が母の

   耳にすることが多い。悠は気持ちよさそうにしている。

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外を見張る悠
   ④巣穴から外を見(見張り)続ける悠

   顔に雨がかかるのもなんのそのか。でもさすがに

   体は乗り出さない。写真は沢山撮れるが、鼻の頭

   が雨で濡れているのは、なんとも気のどく。   
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子  
   ⑤ 母が帰えってこないが、いがいと平気な様子。                  




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子にゆうねん毛繕い    ⑥母がいないので一人で毛繕い。

   入念、丁寧にシッポの先まで手抜きはしない。

   もう母に手伝ってもらわなくても大丈夫か。

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子でかける    ⑦今日はオッパイなし。毛繕いも終った。

   オッパイない分お腹も空いた。少し早いが出かけよう。

   お母さんはどこにいるのかな。


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帰巣授乳    ⑧母は子供をかかえこみ授乳。

   子供は突き上げ突き上げ飲む。まる1日の

   空白を取り返すように。



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子悠へり毛繕い    ⑨授乳の後、子供は母へ毛繕い。

   母は疲れているのか気持ちよさそうに、身をゆだねている。




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悠と子   ⑩母悠がやさしく子供の毛繕い。いつもの通りになった。

  子供は眠くなり、このあと悠も眠りについた。

   




 母悠がいない1日の空白は何であったのか。子供は一人ですごし、寂しさや怖さを

味わい、母親が恋しかったはずだ。それと同時に、一人で生きることも学んだであろう。

いつもいやがっているように見える授乳も、空白をうめるように、子供は母のおっぱいを

繰り返し突き上げ突き上げ、長くかかった。その後の母への毛繕いも丁寧にしていた。

親子の相愛と子の成長をかいま見たできごとであった。



なお、左下の「続きを読む」をクリックすると「追加1」が開けます。

    
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08:37:31 | ムササビ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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